潮騒-三島由紀夫
2006年03月07日 01:11 | com: 0 | tb: 2
三島由紀夫の小説、潮騒を読みました。
この小説では三重県の神島が舞台となっており、作品中では歌島という名称で登場しています。
主人公の男の子が漁に出掛けたり、燈台から見る景色として、答志島や知多半島、渥美半島が出てくるのです。
答志島は小さな頃臨海実習というものがあって、鳥羽の港からフェリーで出掛けていった思い出があり、特にあそこで見た夜光虫は記憶に鮮明に残っています。海面に石を投げると夜光虫が反応して、薄緑色にぼんやりと光るのが小さな僕にはとてつもない驚きと感動をもたらしました。
地図で確認すると、答志島や神島は伊勢湾と太平洋を隔てるところに位置しています。正確にはどちらかの海に属するのかもしれませんが、よくよく見ると、渥美半島の先端である伊良湖にとても近いことを確認しました。これまで特に意識することもありませんでしたが、船という移動手段ではありますが、三重県と愛知県はここでも繋がっているのですね。
地元とは呼べないまでも、出身県であり、付近の島を訪れたことがある身にとっては、小説の舞台となっていることに対して、何らかの喜びのような感情が出てきます。ただ贔屓にしてしまうだけなのでしょうが、それでも愛着のようなものは拭いさることは出来ないようです。
北九州市にある門司の港に立ち寄る場面もあり、昨年の夏に電車で近くを通ったことがあるだけでも、あの門司か。などと親近感が湧いてしまったのです。それまでは何と読むのかもわからなかったくらいなのに。
ともかく、最近は伊勢志摩の美しい景観に接することがなかったので、もし機会があれば足を踏み入れてみたいなと思ったのでした。海女さんの素潜りは現在でも見ることができるのでしょうかね。
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