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2005年11月30日 23:38 | com: 0 | tb: 0

真剣にテレビを見ることは少ないが、最近のテレビニュースを見ているとマンションと広島の女児についてのものばかりだ。
どちらも重大なニュースであり、少しでも多くの情報が必要なことではある。多くの人が関心を持ち不安に感じている以上、これらについて追求していくことはマスコミの義務でもあるのだろう。ただし、一方でその他に取り上げるべき話題はないのかと感じている。

そんな中、ふとテレビのスイッチをつけると広島の事件の容疑者が逮捕されたという。彼は出稼ぎ外国人労働者である。日系ペルー人であり、自動車関係の職場で働いていたという。逮捕前には鈴鹿市内にある知人宅を訪れていたともいう。外国人労働者が起こしたとされる犯罪ではあるが、この報道を受けて日本に住む外国人労働者について考えを巡らす。

彼らは一般的に経済的待遇の良い日本であるからこそ働きに来ている。本国では十分な仕事がないことや十分な賃金を得ることができないなどの理由があるからだ。家族を養うために出稼ぎに来ている人は多い。今回の容疑者も本国に妻と子ども2人を残してきているという。日本で働き本国に送金する。このような構図が根強いイメージを持っている。
産業の発達した日本では労働に対する高度な能力が求められる。知的産業を発達させなければ世界での経済競争に残れないという危機感を日本人さえも感じているのに、日本語の堪能でない外国人はどのような場で働くことができるのか。つまりは言語をそれほど必要としない力仕事になることが多い。容疑者は自動車関連の職場で働いていたというが、自動車産業は日本の基幹産業である。広島であればマツダ、そして鈴鹿といえばホンダ。安い労働力が必要な企業は、同じ仕事を行わせるならば賃金の高い日本人ではなく賃金の低い外国人を選ぶことは自明である。近年、日本の工場は海外に進出しているのだが、日本国内においても外国人労働者に依存する体制といえる。

経済状況が生み出したこの体制は今後のあり方を考えさせる。確実に増加していく出稼ぎ労働者とどのように付き合い関係を形成していくのか。無関心なままではいられない。

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