Bamboleo live
2005年10月31日 00:36 | com: 0 | tb: 0

先日川崎クラブチッタで行われたキューバのオルケスタ、バンボレオのライブを振り返る。
今回の来日では、彼らは品川ステラボールとここ川崎クラブチッタの2会場のみでライブを行った。品川では金曜に行われたためか、2000人もの観客が集まった模様。川崎では火曜のためにそれほど集まるとは考えていなかったが、開演直前になるといつの間にかフロアが埋め尽くされていた。
昨年の渋谷AXでのチャランガ・アバネーラはフロア半分くらいだったことを考えると今回の賑わいはどのような理由だろうかと考える。決してバンボレオがチャランガと比べて絶大な差をつけて人気を持っているかといえばそうではないだろうし、長崎ハウステンボスで公演を2年続けたチャランガの方がむしろ日本では知名度は高いのではないか。そのようなことから今回は人気という尺度では測れない。とすれば順当に考えてプレスのPRが巧みだったのだろうか。とはいっても感覚としてはそれほどでもなかったように思う。ならばキューバ音楽を受け入れる態勢が次第に整いつつあるのか。
そのようなことを短い時間で自問自答していた。

村上龍氏の挨拶から始まり、メンバーが次々と現れる。
バンボレオに限ったことではないが、メンバーの出入りは激しくめまぐるしい。リーダーのラサロは健在だが、どのような理由でかは推測するしかない。ただ自らの音楽を追求するための再構成を常に行い続けているのだろう。外枠だけを見ていればモーニング娘。のようにも映るが、そのポリシーはつんくのものとは性質の異なるものと考える。
今回のライブではボーカルのタニアが加入して音源が出ていないことから、どのような歌声を聞かせてくれるのかという思いもあった。もちろん彼女の歌声はすばらしく、バンドの音楽にキレと一種の重みを加えていたように思う。彼女の表情を見ていると固い決意が込められているようで、笑顔を見せる場面は案外少なかった。ラサロに至ってはメンバーに指示を与えている様子を見ると、鬼気迫るような印象。笑顔は終わりに一回だけだったのではないか。
安易に捉えればファンサービスが足りないということになりがちだが、むしろ彼らの音楽に対する真摯な姿勢を垣間見ることができた。
圧倒的なパワー。ただ力づけられるだけでなく、考える要素も与えてくれる。
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