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週刊文春の問題

2004年03月26日 15:08 | com: 0 | tb: 2

今回の問題で、僕たちは微妙なルールの上で生活をしているのだと再認識しました。
表現・出版の自由とプライバシーの権利についての議論は果てのないものかもしれません。

田中真紀子さんの娘さんの私生活が記事に取り上げられたことに対してプライバシーを侵害するものとして訴えが始まったわけですが、母親が元外務大臣であったり、政界で著名な田中家に生まれたこと自体が、私人と呼べるものではなく公人に近い存在であるので、世間に伝えても問題はないと週刊文春側は述べていたように思います。
有名人となることや彼らと付き合うことは、恩恵を受ける可能性がある一方、プライバシーを侵害されるリスクを背負うことになります。僕たちはそういった可能性があることを意識していなくてはならないのでしょう。
今現在では出版物の仮差止となっていますが、出版社という責任主体がはっきりしていることが救いではないかと思います。出版社は記事に対して責任を持つし、正当性を主張することも出来る。ただ、インターネットの世界では匿名で意見を述べることもでき、もし社会的に大きな問題となりうる事柄であっても責任を追及することが難しいでしょう。
そういった危険性がある中で、個人があらゆる情報に対して自身で判断できるようにしていかなければならないと感じます。そうしなければメディアは単なる凶器となってしまいますから。

僕は意見を押し付けるつもりはありませんが、今回このような記事を公表したこと自体が問題となることもあるかもしれません。ただ、こういった情報を単に信じるのではなく、自分なりに解釈していかなければならないです。

追記:
高等裁判所で判決が覆りました。
それによると、週刊文春の記事はプライバシーを侵害するものではあるが、出版を差し止めるほどの内容というわけではなく、前回の判決を棄却するというものでした。
一連の表現・出版の自由主張で、この問題への関心が高まったと思います。

そして、もちろん上告して最高裁で決着をつけるものだと思っていましたが、どうもそれは諦めるようですね。


参考としたもの
週刊文春:声明文
北方ジャーナル事件(名誉毀損と事前差止め)
「石に泳ぐ魚」出版差止事件

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さとしの主張:週刊文春に告ぐ

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